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ビザ業務 2017.03.21

永住許可の要件①~素行善良要件~

170321

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 こんにちは,森本です。

 いよいよ春の選抜甲子園大会が先日から始まりました。最後まで諦めることなく,一試合一試合に賭ける高校球児の姿を見ていると,見ているこちらも熱い気持ちになります。
毎年,球場で観戦したいと思いつつ観戦できていないので,今年こそは,球場で観戦できればと考えています。

さて,前回から永住許可申請についてお話をしてきました。今回は,永住許可の要件について,ご説明したいと思います。

 永住許可の要件については,入管法第22条第2項に規定があり,大きく分けて①「素行が善良であること(素行善良要件)」,②「独立の生計を営むに足りる資産又は技能を有すること(独立生計要件)」,③「その者の永住が日本国の利益に合すると認められること(国益適合要件)」の3つの要件が定められています。もっとも,今現在の状況によっては,この要件が緩和されることもあります。(詳しくは後日ご説明いたします。)

 まず,①「素行善良要件」ですが,「法律を遵守し日常生活においても住民として社会的に非難されることのない生活を営んでいること」を意味します。具体的には入管の審査要領に定めがあり,次のa~cのいずれにも該当しない者であることとされています。(法務省入国管理局『入国・在留審査要領』抜粋)

a 日本国の法令に違反して,懲役,禁錮または罰金に処せられたことがある者。
ただし,刑法第34条の2に定める,刑の消滅の規定の適用を受ける者や,執行猶予の言渡しを受けた場合で当該執行猶予の言渡しを取り消されることなく当該執行猶予期間を経過し,その後更に5年を経過したときは,これに該当しないとされています。
例えば,速度超過等の道路交通法違反をして罰金刑を受けた方については,その後,罰金以上の刑に処せられることなく,罰金刑の執行が終わった日から5年が経過した場合には,刑の消滅の規定が適用され,aにはあたらないとされることになります。

b 少年法による保護処分が継続中の者

c 日常生活又は社会生活において,違法行為又は風紀を乱す行為を繰り返し行う等素行
善良と認められない特段の事情がある者。
具体的には,道路交通法違反等の軽微な法違反であっても,繰り返し行う場合などがこれにあたります。

当社では,具体的にマイナス事情をお客様からヒアリングし,その部分をしっかりとフォローした上で,申請を行っておりますので,ご不安がある方は是非一度お問い合わせ頂ければと思います。

次回も引き続き,永住許可の要件について,ご説明いたします。

行政書士法人 第一綜合事務所
森本 遼平

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