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ビザ業務 2017.07.04

上陸特別許可とは

2017_07_03_無題

こんにちは,行政書士の松中です。

先日,嬉しい知らせがありました。
私が担当させていただいていた上陸特別許可案件で,遂に在留資格認定証明書が交付されました。依頼人はオーバーステイで捕まり,在留特別許可を申し出ましたが退去強制処分が下され,その後取消訴訟,さらには再審情願までされた方でしたが,やむなく帰国の道を選択。藁をもすがる想いで,当社にご依頼をいただいた方でした。
半年以上の審査期間を要しましたが,一度目の申請で在留資格認定証明書の交付を受けることができました。我々を信頼してついてきてくださった事に感謝するとともに,長く苦しい戦いを強いられながらも決して諦めなかった依頼人に敬意を表します。

さて,今回はこの機会に,上陸特別許可の制度について,概略をお伝えしようと思います。
上陸特別許可とは,上陸拒否事由があるものの,特別な理由で日本に上陸を許可することをいいます。上陸拒否事由は入管法5条に列挙されており,代表的なものとしては,日本から退去を強制されて退去をした日から5年を経過していない者(9号イ)が挙げられます。
今回の依頼者も,9号イの上陸拒否事由のついた方でした。

このような上陸拒否事由がある場合,原則として拒否期間中は日本への上陸が認められません。しかし,日本人と結婚しているなど,人道上特に配慮すべき特別の事情がある場合には,法務大臣の裁決によって特別に上陸が許可される場合があります。これが上陸特別許可です。
しかし,日本で法律に違反して出国していることから,再上陸のハードルは相当高く,難易度は入管申請業務のなかでも最上位レベルに位置します。通常の在留資格認定証明書交付申請で提出する資料だけでは,許可はほぼ見込めません。一般の方が何度も申請しても,不許可で返ってくるという相談はよくあります。今回の依頼者のケースでは,一度目の申請で許可をいただけましたが,根気強く申請を繰り返してようやく許可の可能性が見えてくる,そういう申請なのです。

それでもやはり,家族と一緒に暮らすという利益には何にも代えがたいものがあります。我々の依頼人も,絶対に諦めない,なんとか可能性を見つけたいという並々ならない決意を持ってくださっています。依頼人が諦めない限り,我々も諦めません。
早期の入国を実現するには,一人でもがくのではなく,我々のような専門家に相談されることをお勧めします。一人でも多くそんな人を救いたい,そう思い返した一日でした。

行政書士法人 第一綜合事務所
松中 崇晴

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